健康本、2019年のベストセラーは?
2020.01.01
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
オリンピックイヤーの2020年がはじまりましたね。
昨年、2019年はどんな一年でしたか?
先日、取次大手の日本出版販売株式会社(日販)とトーハンがそれぞれ2019年の年間ベストセラー(2018年11月~2019年11月)を発表していました。
どちらも総合1位は同じ、樹木希林さんの『一切なりゆき 樹木希林のことば』(文芸春秋)でした。
「生きること」「家族のこと」「病のこと、カラダのこと」「仕事のこと」「女のこと、男のこと」「出演作品のこと」について、希林さんが生前に活字としてのこした言葉をあつめて編んだ一冊です。
平成最後のミリオンセラーが、この『一切なりゆき 樹木希林のことば』でした。
2019年の健康本は「食事」と「目」
一方、健康本関連で年間ベストセラーの上位に入ったのが、次のような本です。
小林弘幸先生の『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)
牧田善二先生の『医者が教える食事術 最強の教科書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』(ダイヤモンド社)
平松類先生の『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる! ガボール・アイ』(SBクリエイティブ)
林田康隆先生の『1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真』(アスコム)
小林先生と牧田先生の本は“食事”がテーマ、平松先生と林田先生の本のテーマは“目”。
食事は誰にとっても大切なことですし、目は、スマホやパソコンを見る時間が増えて疲れている人が増えているのかもしれません。
また、小林先生の『医者が考案した「長生きみそ汁」』は2018年6月、牧田先生の『医者が教える食事術 最強の教科書』は2017年9月、平松先生の『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる! ガボール・アイ』は2018年12月、林田先生の『1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真』は2017年3月の発行なので、いずれもロングセラーです。
セルフメディケーションに取り組むには
売れている健康本を見ると、「すぐに生活に取り入れやすいもの」をみなさん探しているのかなと思います。
最近では「セルフメディケーション」という言葉もよく耳にするようになりました。
セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任をもち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と、WHO(世界保健機関)は定義しています。
つまり、自分の健康を自分で守るということです。
そのためには、健康に対する正しい知識をもつことが欠かせません。書籍は、必要な知識を高める一助となります。
また、セルフメディケーションの実践には、定期的に健康診断を受ける、自宅で体重や血圧をチェックするなど、自分自身の健康状態を把握しておくことも必要です。
新たな一年のはじまりとともに、何かひとつ、健康に良い習慣をはじめてみるのもいいですね。